不妊治療の支援方針

はじめに

ひと頃多くのメディアによって有効性が取り上げられたことで、不妊治療時に漢方相談を希望される家庭が増加しています。
一方で、漢方療法が真価を発揮するためには、相談者それぞれと相応の時間をかけて向き合うことが欠かせません。
漢方の普及が進むことを歓迎しつつ、氾濫気味の情報による混乱を避け、安心して相談いただける体制を維持するために、
今回、こうせいかい薬店における「不妊治療の支援方針」ページを用意しました。
相談を検討される際の参考として、一読いただけましたら幸いです。
2016年12月 漢方相談員 音川 哲也

不妊治療における漢方のやくわり

従来より地域の要請にこたえる形で、婦人科の相談を中心に取り組んでおりますが、
多くの相談者には、自身への"労りが足りない"こと、またはその方法を知らずにいる傾向が見受けられます。
本来、人には自身の心身を健やかに保つための"癒しの力"とでも呼ぶべき働きが備わりますが、
この力は、日頃から自身への適切な労りが無ければ、十分に発揮されません。
漢方療法の大部分は、相談者が自身を労わるための適切な方法を身につけ、癒しの力を発揮するためのお手伝いです。
少し消極的に感じられるかもしれませんが、人の持つ癒しの力が十分に働くことで、心身の不調は改善に向かいます。
このことは、取り組みの中心とするか、補助として利用するかを問わず、不妊治療においても同様です。

相談時の方針

人それぞれに必要な方法は異なりますが、おおむね優先されることとして。
以下の2点を重視して、不妊治療の支援に取り組んでいます。

  • ・信頼のおける専門医との連携を始め、安心して治療に望むことのできる環境を整えること
  • ・相談者の個性と希望により、懐妊から母乳育児まで、元気に過ごすための最善策を用意すること
 

相談の受付

相談者の体質や選択される治療方針によって、必要となる費用と期間に違いが出ます。
治療に取り組む前にある程度の概要を知りたいとお考えの場合には、
問い合わせ用メール、または電話にてお問い合わせください。