不定愁訴から慢性疾患、不妊まで。漢方ごせいほう派

後世方派(ごせいほうは)について

中医学をもとに、日本で独自の発展をとげた医学の中で、もっとも古くに成立したのが、後世方派の漢方です。
各国の伝統医学が、その国の人たちを癒す方法として発達するように、後世方派の漢方は500年余りのあいだ、
日本人の心身を癒し続けてきました。
漢方医学の中でも、陰陽や五行と言った自然哲学を重視する後世方派は、患者の病巣そのものではなく、
心身を調和する方法として、原因のはっきりしない疾患の改善にも、力を発揮します。

近代医学と漢方の関係

現時点において、近代医学は物理的な体の故障を治し、足りない物を補うための方法として存在し、
一方、伝統的な漢方医学は、身体に備わった自己調整・修復の力を助けることで、心身の調和を目指す方法です。
パソコンに例えれば、「ハードの故障を治す」近代医学、「ソフトをうまく機能させる」漢方、と言う風に、
両者は必要に応じて選択され、互いを補い合うことで、より良く力を発揮させることができるのです。

利かせるためには聞く力が必要です

不調の原因を正確に理解し、解決に結びつけるためには、相談者との協力によって、適切な情報を得ることが欠かせません。
痛み、冷え、眠れないといった身体の不調から、イライラ、不安、無気力のような精神の不調まで。
後世方派の方法をもとに、まず具体的なことから、感覚的な話までをお聞きしながら、肌や目、舌、声などを観察することで、
漢方薬を始め、必要に応じた方法によって、心身の不調を解決します。
昨今、漢方や自然療法への要請が高まる不妊治療の分野においても、近代医学的な考えを学び、
協力を前提として相談をお受けすることで、より良く速やかな成果の提供を心がけています。

漢方以外にも

健康の根本となる食事・運動療法、冷えにとても良い温灸、東西医療の間を埋めるような音波装置など、
体を楽にするための方法を少しずつ収集しています。

冷えを改善する温灸

温灸器

使いやすく冷えに即効のある温灸です。
"予約優先"

体の活性を調べる音波装置

音波装置

音によって体の活性度を調べることができます。
東西医療の間を埋める装置として、
漢方の精度を高めます。
"要予約"

血流の状態を知るための血圧計

両腕血圧計

同時同圧による両腕の血圧測定が可能です。
血圧、動脈の弾力性、末梢血管抵抗の他、
この装置によって知ることのできる情報は、
正確な血流の状態を知るために欠かせません。

担当者

音川哲也

漢方相談員|音川 哲也

1972年/大阪府寝屋川市出身
大学卒業後、大手ドラッグストアに就職し、管理職を経験。
その後、漢方相談店において、店長兼漢方相談員を担当。
店舗後継のため、2014年よりこうせいかい薬店に勤務。
得意分野は眼科と不妊支援の漢方相談。

相談内容によっては30分から1時間前後、お時間をいただくことがあります。
予約優先となりますので、漢方による相談の際は事前にお問い合わせください。
返事を急がれる場合は、お電話でどうぞ。